- 更年期障害
更年期症状の大きな要因はホルモンバランスの崩れです。
女性ホルモン(卵胞ホルモン:エストロゲン)の分泌が急激に減少することにより、低エストロゲン状態となり脳の自律神経に影響を与え、自律神経失調につながります。
それが、様々な症状を引き出しています。
女性ホルモンと同じ働きをしてくれる大豆イソフラボンを早めに摂取しておくことが予防につながります。
それと同時に、ホルモンの材料となるコレステロールの維持のために良質な油(オメガ3)、タンパク質の摂取をしておくと更年期での体の不調を抑えることができます。
コレステロールは肝臓で作られるので、肝臓が機能低下しているとコレステロール生成が減ります。お酒、甘いもの、薬、添加物は肝臓を疲弊させるので控えてください。
この時期での無理なダイエットなどは、症状を悪化させるのでやめましょう。
また、糖分はホルモンや酵素、タンパク質にくっつき働きを弱くして、更年期症状を長引かせる原因となるので控えることをオススメします。
- たるみ、しみ、くすみ
肌といえば「コラーゲン」が浮かぶと思いますが、では「コラーゲン」だけを摂れば肌トラブルの解決となるかと言えばそうではありません。
「コラーゲン」を摂ってもそのままコラーゲンとして使われずに、アミノ酸に分解されてしまうのでご注意ください。
「コラーゲン」はご自身の体で作った方が、効率が良いです。
その「コラーゲン」を作るにはタンパク質が必要不可欠になります。
その上で、ビタミンCと鉄が作るお手伝いをしてくれます。
ビタミンCは、コラーゲンの合成と分解を促進し、鉄分はコラーゲンの合成に必要なアミノ酸を作り出し、コラーゲンを作る手助けをします。
この3つが揃うことにより「コラーゲン」はできていきます。
特に、鉄分が足りてない方が多いので、意識して摂取してください。
この「コラーゲン」は肌の形や弾力を保つ働きがある「真皮」を作るのに必要となります。
コラーゲン生成が衰えてくると、肌の新陳代謝が弱くなり「しみ」「しわ」「くすみ」の原因になっています。
そして、肌の老化に影響を与える「糖」の問題があります。
肌に必要不可欠な「コーラーゲン」に糖がくっつき、最終糖化生成物となります。
最終糖化生成物は体の老廃物であり、肌にどんどん蓄積していき、肌の老化の原因となっています。
甘いものはもちろんですが、炭水化物(米、パン、麺類)の取り方にも注意が必要です。
- 肥満
運動量が減っているのに同じように食べていると、脂肪がどんどん増えていきます。
動かないのであれば、食べる量も減らしていかないといけません。
糖質の摂り過ぎで、血糖値を下げるホルモンの「インスリン」をたくさん出してしまうと、身体に脂肪をたくさん溜め込む働きが作動します。
「インスリン」は太るホルモンと言われています。
いかに「インスリン」の分泌を抑えるかが肥満予防につながります。
また、筋肉量低下により、「代謝の低下」も考えられます。
代謝が低下するとエネルギー生産が減り、脂肪を使い切れず身体に蓄積していきます。
運動不足、「普段の食事でのタンパク質不足「や「ダイエットでのタンパク質不足」で筋肉が減ることにより、代謝能力が低下した痩せにくい体になってしまいます。
ダイエット後に普通の食事に戻すと、代謝機能が低下しているのでリバウンドが起こります。
また、ビタミンB類やミネラルの不足で代謝機能が低下するので、きちんと摂取することが、肥満の予防につながります。
糖類、炭水化物は脂肪の蓄積と同時に、ビタミン・ミネラルを消費して減らしてしまうのでご注意ください。